二段回転式ヒートロール機構
TOLAMIが誇る世界初の極めて合理的、機能的な加熱機構。繰り出されたフイルムは、アイドラーにより十分な進入角度を与えられ、1段目の回転式プリヒートロールに巻きつけられるような進路で接触、十分に加熱され、タック剤として使用する熱可塑性樹脂が溶融します。

スマートコントローラ(リモコン)
SDX用に新開発されたオリジナル温調回路は、4本の加熱ロールを各々独立に制御可能で、3パターンのプリセットやオーバーヒートリミッターを標準装備。
有線リモコン「スマートコントローラー」により、たとえばフィーダーを接続した場合など、後部からでも温度やスピードの制御が可能になり、利便性が格段にアップします。

TAS-700IIの特徴
仕上がり: 搭載ラミレーターはSDX-700。基本性能の高さが、信頼に結びつきます。
生産性: PP片面フルオートに加え、両面PPやセミオートでPET加工にも対応。(OP)
耐久性:すべての接続機器をリモコンで一括制御。スピードプリセットもユーザーサイドで簡単に設定可能。
拡張性: ラミネーター単体、フィーダー+ラミネーター+カッター、フルセットとオプションの組合せにより、2000mフィルムやコールドなど多種多様な用途に対応。フィルダー・カッターはお手持ちのDX-700に改造取付も可能。(年代による)

ラミネートについて知ってますか?
ラミネートの意味は、貼り合わせる事。様々な素材の表面にフィルムを貼ることにより、光沢や質感が抜群にアップ、わずかなコストで製品を豪華に演出、マット調、ホログラム、エンボス調などの特殊効果フィルムも、各種取り揃えております。

高安全性・衛生的
サーマルラミネートフィルムの主な基材は、ポリエステル(PET)、ポリプロピレン(PP)、接着樹脂はポリエチレン(PE)やEVAなどのオレフィン系です。これらは食品包装にも仕様されているように、厚生労働省の基準を期リアした安全で衛生的な素材です。

長期保存・屋外の展示物
大切な写真や印刷物を汚れやキズ、カビ、シミなどからガッチリガードします!耐候性、耐水性、耐溶剤性、耐ガス性などにも優れ、最近問題視されている活性酸素による劣化にも非常に効果的です。また、10,000回もの折り曲げに耐え得る強じん性は、常に手にされる書籍や冊子にも安心してご使用頂けます。
※PETラミによる写真の長期保存方法は、_JIS規格で適切とされています。(JIS K7645)

ベースフイルム(基材)
熱ラミネートに使用されるフイルムのベースは大きく分けて次の2種類です。

PET(ポリエチレンテレフタレート、通称ポリエステル)
PETフイルムラミネートは、飲食店のメニューや診察券などの用途で幅広く使用されています。
強靭で、耐水性、耐熱性、耐衝撃性があり、防湿性やガス遮断性にも優れています。身の回りでも、衣類(繊維)、飲料ボトル、ブリスターパック等の包材など、幅広く使用されています。
TOLAMIでは上記用途の他に写真用印画紙の長期保存用に、透明度の良い写真用PETフイルムを推奨しています。

PP(ポリプロピレン)
PPラミは本の表紙やカバー、化粧箱等(片面)、定期入れ用のカレンダー等(両面)の様に、主に印刷物の後加工で使用されます。PETに比べ安価ですが、耐久性は若干劣ります。日用品では食品包材や、近年は脱塩ビの傾向から文房具や自動車の内装材などに使用されています。
その他 ナイロン等、国内ではごくまれです。

熱可塑性樹脂(糊材)
一般的に熱ラミネートフイルムは、2~3層式(基材+熱可塑性樹脂)になっており、基材側から加熱し、熱可塑性樹脂を軟化・溶融させ糊状にして、圧力をかけて貼り合わせます。ラミネート後冷却することにより、透明性を保ったまま固化します。主な素材としては、LDPE(低密度ポリエチレン)、IO(アイオノマー)、EVA(エチレン酢酸ビニール共重合体)などが挙げられますが、いずれの素材もポリエチレン、または極めてそれに近い性質のものです。ポリエチレンは、スーパーの買い物用ポリ袋等に使用されている、ご家庭でもおなじみの素材です。
上記のフイルム用材料は、いずれも炭素と水素から構成されており塩素系物質は一切使用していませんので、焼却すると水と炭酸ガスになり、塩化水素ガスなどの有害なガスやダイオキシンを発生させることはありません。食品や医薬品の包装にも使用されている様に、非常に人体や環境に優しい素材です。

TOLAMI ラミネートマシンのご紹介
世界初の先進的な独自機能を多数搭載した、TOLAMIオリジナルのDXシリーズラミネーターは、1980年の発売から約30年が経過した現在でも、他社最新型と比べても見劣りしないばかりか、その精度や製品仕上がりはいまだにトップの座に君臨し続けています。ONE&ONLY、至高の1台です。
但し、超音波溶着が適用可能なプラスチックは熱可塑性樹脂(熱を加えると溶融する樹脂)に限られ、ウレタンやエポキシ樹脂などの熱硬化性樹脂には適用できません。